今までこのサイトではあまり取り上げて来ませんでしたが、
一般的に「クロックス」というと、誰もが頭に思い浮かべるのが
このケイマンcaymanではないでしょうか。
crocsを代表するモデルで、カラーバリエーションも最も多く、
シーズンごとに新カラーも登場して、ますます最多ファミリーを形成しています。
そもそも「crocs」というブランド名はクロコダイル、ワニから来ているのですが
この「cayman」というモデル名もケイマン(カイマン)というワニの種類、
名前からしてもクロックスのイメージを表していると言えます。
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そしてもう一つ、crocsを代表するモデルと言えば
beach ビーチ、またはclassic クラシックとも呼ばれているモデルです。
日本の公式ショップでもクラシックと表記されていますね。
ビーチと共にcrocsの歴史は始まり、その履きやすさ快適さを広く認識させた製品で、
それゆえクラシック(古典)とかオリジナルとも呼ばれているのです。
caymanとbeach、良く似たクロッグタイプのシルエットのモデルですが
この二つのモデルについて最近、気がついたことがあります。
たまたま目にしたクロックスを紹介しているサイトの多くで
(中には単に何処かに書かれている事を丸のみに書き写したサイトが多いのですが)
「ケイマンはビーチをよりスマートな足幅にし、
甲の部分を低くして足にフィットするようにしたモデル」
といった説明が多くされているのです。
常識というように、本当に沢山のサイトが書いているのですが
こういう説明をご覧になった事はお有りでしょうか?
ケイマンとビーチをお持ちの方は、なんとなく感じていらっしゃるかと思いますが、
その常識は本当なのでしょうか。比較してみたことは…?
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と、言う訳で二つのモデルを比較してみました。
サイドから見た2足を比べてみると、確かにケイマン(下)の方が薄い気がします。
そしてケイマンのつま先部分が、ぽっこりとせり上がっているのもお判り頂けるかと思います。
では、ケイマンをピンク色にして、ビーチの画像と重ねてみましょう。
…あれ?
ケイマン、薄くないじゃん…
そうなんです。ケイマンは履き口とつま先が持ち上がっているので
甲の部分が薄く見えてしまうのです。
私のように、甲は薄いのに親指が高く爪が上を向いている人に良いんです。
ここで、クロックスエイジアの日本公式ショップサイトに行ってみると
ケイマンは
「「クラシック」と比べ、若干履き口~甲部分が高めなタイプです。」
クラシック(ビーチ)には
「「ケイマン」と比べ、若干履き口~甲部分が低めなタイプです。」
と、書かれています。やはり通説とは全く逆なんですね。
では、上から比べてみましょう。
あれあれ…!
こちらはもっと一目瞭然ですね。
どう見てもケイマンの方が幅広の足に向いている気がします。
総合すると、ビーチの方がスリムな足に向いていて、
ケイマンは幅広の足やゆったりと履きたい人に向いている、と言えると思います。
その他のポイントとしては、足の形が親指が長いエジプト型ならビーチ、
人さし指が長いギリシャ型ならケイマンを選べば、
多少サイズが違っても指があたりにくくて良いのではないでしょうか、
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【cayman / beachのサイズ選び】
なお、サイズ展開はケイマンが1センチ刻みでハーフサイズ対応、
ビーチ(クラシック)が2センチ刻みでS、M、L…という表示になっています。
最近の公式サイトのサイズガイドでは、どちらのモデルも
足の実寸のままのサイズを選ぶ事が推奨されています。
実際の足のサイズが26.5cmの人なら、ケイマンは26cm(M8/W10)を、
ビーチは26〜27cm(L)がおすすめされています。
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どちらのモデルもクロスライト樹脂(独自のEVA樹脂)ですので
足への当たりがソフトで歩きやすくて疲れにくいのが特徴。
クロスライトは丸洗い出来るのと、細菌が繁殖しにくく清潔に保てます。
フットベッドに並んだ小さなツブツブは、適度に刺激を与えて
体内の血液の循環を促し、足裏の本来持っていた血流ポンプの役目を助けます。
それだけでなく、風通しも良くしてれますので蒸れにいという効果も。
踵はカップ型インソールになっていますので、
意外と踵もホールドされていて、歩行の際に踵の軸がブレません。
裏にはcrocsというブランド名と、サイズが彫られています。
アウトソールは全体に細かなエッジが付けられ、強いグリップ力を持っています。
この靴裏の滑り止めがすり減って来ると、とても滑りやすくなりますので、
減って来た頃が、買い換えの目安となります。
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逆の記載のあるサイトさん達は、
クロックスエイジアの商品説明が間違えていたのを鵜呑みにして書いたのかもしれません。
いずれにしても、そう書いていたサイトの記事をみんながコピーして行って
結果的に逆の説明が一般的になってしまったのかもしれませんね。
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